2023.03.14
不燃木材とは?特徴から選ぶ際のポイントまで徹底解説!

不燃木材とは?
不燃木材とは、その名の通り「燃えにくい木材」のことを指し、近年では火災が起きにくい優れた木材として様々な建物に利用されています。
例えば、これまでは飲食店などの火を扱う店舗などでは、「内装制限」によって火災の可能性があるとして木材を使用するのを避ける傾向にありましたが、不燃木材の登場により、多くの建物で安心して木材を使用することが可能となりました。
建築基準法における「内装制限」とは、規模の大きな建築物や不特定多数が利用する建築物などにおいて、壁・天井に燃えにくい材料を使用することで火災の拡大や煙の発生を遅らせ、利用者を安全に避難させるために設けらています。
ここでは、内装制限の規定が及ぶ範囲においても安心して天然木を建物に取り入れることの出来る、天然木練付不燃ボード「ナチュラルボード」についてご紹介していきます。
どんな建物に使用されているの?
不燃木材「ナチュラルボード」は、「木」本来の美しさや温かみも兼ね備えているため、多くの商業建築、公共建築で使用されています。
例えば、ホテルの客室やカフェ、オフィスやレストランの壁や天井に不燃木材を使用することで、温かみがあり、更に高級感がある落ち着いた雰囲気を演出することも可能です。
様々なニーズに対応することができ、デザイン性にも優れた商品として注目を集めております。
不燃木材を選ぶ際のポイントとは?
不燃木材を選ぶ際には、以下のポイントを意識しながら選ぶようにしましょう。
防火性能の等級を確認する
「燃えにくい木材」という括りの中には、不燃木材の他にも「準不燃木材」や「難燃木材」など、防火性能によって等級が分かれていることを知っておきましょう。
もちろん等級が高いほど火災のリスクを軽減できます。
燃えにくい木材を選ぶ際には、定められている等級を確認しながら「どの等級を使用するか?」を検討するようにしましょう。
「種 類」・・・・「不燃性能の継続時間」
不燃木材 加熱開始後20分
準不燃木材 加熱開始後10分
難燃木材 加熱開始後5分
内装にあわせた樹種を選ぶ
不燃木材「ナチュラルボード」は、豊富な樹種に加え、様々な色、艶、サイズで制作できます。
また樹種ごとに表情も様々です。例えば、高級感を出したい場合には、ウォールナットやチークなどの樹種やナチュラルな雰囲気を出したい場合には、ナララスティック(節有)などカジュアルな雰囲気のある樹種がお勧めです。
雰囲気にあわせた「木材選び」をトータルサポート
建物の内装に不燃木材を使用することで、美しさと安全性を両立することが可能となりました。不燃木材を選ぶ際には、使用する場所や用途、建物の雰囲気などを考慮し、内装にあわせた材質を選ぶことが大切です。
弊社では、お客様のご要望やご予算に合わせて最適な不燃木材をご提案いたします。また、デザイン面においても、お客様のイメージに沿った木材をセレクトすることで、建物の雰囲気を一層引き立てることができます。
建物の雰囲気に合わせた不燃木材選びなら、ぜひ一度ご相談ください。