無垢フローリングの正しいメンテナンス方法は?無垢床お手入れの基本・NGを解説!
無垢フローリングの掃除で、一番気になるのは「どんなお手入れが必要なのか」という点ではないでしょうか。
この記事では、お客様からよく聞かれる「水拭きの正しい方法」と「やってはいけないNG事項」を中心に、無垢フローリングの日常掃除を分かりやすく解説します。
- 水拭きの正しい方法(固く絞る、すぐ乾拭き)
- 日常掃除の基本3ステップ
- 絶対にやってはいけない5つの掃除方法と理由
- 最低限必要な掃除道具3つ
- 仕上げ塗装別の水拭き可否
- よくある汚れ・傷への対処法
この記事を書いた人
Kurumi
2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。
無垢フローリングの日常掃除は基本の3ステップでOK

日常的な掃除であれば無垢フローリングは3つのステップで完了します。
複合フローリングと同じような普通の掃除機と布があれば十分です。それぞれ詳しく見ていきましょう!
ステップ1:掃除機・ほうきで床のホコリとゴミを除去
まず表面のホコリやゴミを掃除機やほうきで取り除きます。
掃除機を使う場合は、傷防止のためにも柔らかいブラシ付きノズルに変えておきましょう。吸引力も中程度に設定し、ゆっくり動かすことも大切です。
ほうきを使う場合は、できるだけ柔らかい毛のものを選び、優しく掃いてください。
掃除の頻度は週1~2回がベストですが、忙しいときにはホコリが気になったときで構いません。無理のない範囲で続けることが大切です。
ステップ2:乾拭きで仕上げる
掃除機やほうきの後は、取り切れなかった細かいホコリを乾拭きで取り除きましょう。
柔らかい綿素材かマイクロファイバークロス、使い古しのTシャツなどを使うのがおすすめです。
乾拭きの方法は、木目に沿って拭くのがポイントです。木の繊維の方向に沿うことで、ホコリが取れやすく、床を傷めにくくなります。
ステップ3:水拭きするなら「固く絞って・すぐ乾拭き」が鉄則
そして水拭きについてですが、無垢フローリングの掃除の基本は乾拭きです。水拭きは汚れがひどいとき、または月1回程度気になるときだけにとどめてください。
もし水拭きを行う際には、以下を守るようにしましょう。
- 布を水で濡らし、固く絞る
- 木目に沿って優しく拭く
- すぐに乾拭きで仕上げる
- 拭いた後は換気する
水拭きをした後は、変色・膨張を防ぐためにも必ず乾拭きで仕上げることを忘れないでください。
無垢フローリングの水拭きが非推奨とされている理由はこちらの記事で詳しく解説しています。
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やってはいけない無垢フローリングの掃除方法は?
無垢フローリングの手入れは特段難しいことはありません。ただしやってはいけない掃除方法もあります。
NG1:大量の水を使う(床が膨張・変形する)

これは複合フローリングにも言えることですが、天然木を使用したフローリングは水分を吸収しやすく、大量の水を使うと木が膨張し、反りや変形の原因になります。
繰り返しにはなりますが、水拭きする場合は布を固く絞ってすぐに乾拭きで仕上げるだけで、こうしたトラブルを防ぐことができるので徹底しましょう。
NG2:スチームモップを使う(塗装が剥がれてしまう)

スチームモップは高温の蒸気が木材に浸透し、塗装が剥がれたり、木が膨張・変色する原因になります。
蒸気の過剰な水分と熱で木材を傷め、反りや割れの原因になるため避けるようにしてください。
どうしても落ちない頑固な汚れが気になる場合は、中性洗剤を薄めて使うのをおすすめします。
NG3:薬品付きウェットシートを使う(化学薬品で変色の恐れあり)

掃除に便利なウェットシート(フローリング用と書かれているものも含む)ですが、中にはワックス成分や化学薬品が含まれているものもあり、無垢フローリングの塗装を傷めたり、変色の原因になります。
特にオイル仕上げのフローリングには厳禁です。
フローリング用と書いてあるものであってもシートフローリングや塩ビタイルを想定しているケースが多いため、基本は避けておくのがベターです。
NG4:強く掃除機をかけてしまう(表面に細かい傷がつく)
掃除機をかけることで床が傷だらけになることはめったにないですが、硬いノズルで床を強くこすったり、吸引力を最大にしたりすると、表面に細かいキズがつき、ツヤが失われることがあります。
柔らかいブラシ付きノズルを使い、吸引力を中程度に調整し、ゆっくり動かすことを心がけましょう。
無垢フローリング掃除道具の選び方!

無垢フローリングの手入れに、特別な道具は不要です。ここでは、最低限これだけあればOKという道具をご紹介します。
すでに家にあるもので十分な場合も多いので、新たに購入する前に確認してください。
掃除機:柔らかいブラシ付きノズル+吸引力は「中」程度
掃除機のポイントは、柔らかいブラシ付きノズルに変えること、そして吸引力を「中」程度に調整することです。
硬いブラシやプラスチック製のノズルを使ったり、吸引力が最大のまま使ったりすると、床に細かいキズをつける原因になります。
ロボット掃除機をお使いの方も、ブラシの種類を確認してください。
なお、水拭き機能やスチーム機能付きのロボット掃除機は、無垢・複合問わず天然木を使用した床材へは絶対に使用しないでください。
布・モップ:綿素材かマイクロファイバーを選ぶ
乾拭き用の布は、柔らかい綿素材かマイクロファイバークロス、使い古しのTシャツでも構いません。
モップを使う場合は、柔らかいマイクロファイバーモップや、フロアワイパー用のドライシート(薬品なし)を選んでください。
中性洗剤:食器用の洗剤で十分
汚れがひどいときに使う洗剤は、食器用の中性洗剤で十分です。
水で50〜100倍に希釈し、固く絞った布に少量つけて拭き、すぐに乾拭きで仕上げてください。
とはいえ、無垢フローリングの基本は乾拭き掃除です。強い汚れなら水だけで拭き取り、それでも落ちない汚れの場合のみ中性洗剤を使うという順序で覚えておきましょう。
「汚れが落ちないから」と強アルカリ性洗剤・酸性洗剤・研磨剤入り洗剤・漂白剤を使ってしまうと塗装を傷めたり、変色の原因になったりするので、間違っても使わないようにしてください。
無垢フローリング掃除でよくある質問
日常掃除を続けていても、どうしても「この汚れはどう落とす?」「この傷はどうすれば?」という場面があります。
ここでは、お客様からよく質問される3つのトラブルと、その簡単な対処法をQ&A形式で解説します。
Q. 足裏の皮脂汚れが黒ずんで見える時はどうしたらいい?
素足で歩く場所(リビング、廊下など)が皮脂汚れが蓄積して黒ずんで見える時には、中性洗剤を薄めて(水で50〜100倍)、固く絞った布で拭きましょう。
そしてすぐに乾拭きで仕上げてください。
基本はこれだけですが、定期的な乾拭きを続ける、もしくはスリッパを履くことも予防になります。
Q. 水ジミがついてしまったのですが…
水ジミの原因は、こぼした水をすぐに拭き取らなかったり、濡れた布で拭いて乾拭きしなかったりすることです。
軽い水ジミなら、乾拭きでしっかりと拭きましょう。それでも取れない場合は、中性洗剤を薄めて拭き取り、すぐに乾拭きしてください。
もしも深く染み込んでしまった水ジミの場合は、サンドペーパーで研磨する必要がありますが、樹種によって対応が異なる場合があるので、自己判断せずに施工業者に問い合わせるのがおすすめです。
Q. 小さな傷がついたらもう戻せませんか?
家具を引きずったり、硬いものを落としたりすると、傷がつくことがあります。
浅い傷なら、市販の補修ペンやクレヨンで色を埋めることでカモフラージュすることができますし、凹みの場合、樹種によっては水を少しだけ垂らして、布をあてた状態でアイロンを当てると、木が膨らんで元に戻ることがあります。
また無垢フローリングの場合、大規模リノベーションの際にも「表層を少しだけ削る」という方法を取ります。
これは無垢材ならではの利点で、後から紹介する複合フローリングはそもそも天然木の箇所(表面)が薄いため基本的に“削ること”はできません。
オフィスや商業施設など、修繕したいフローリングエリアが大きいケースでも、上のような研磨マシンを使用することで広範囲のメンテナンスができますので、傷を大きく懸念する必要はほとんどありません。
当社でご購入の方はメンテナンス業者とお繋ぎすることが可能ですので、その点もご安心ください。
無垢フローリングの「傷補修」についてはこちらの記事もご覧ください。
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ここでは、開店前・営業中・閉店後のメンテナンスのポイント、スタッフ教育で押さえるべきこと、清掃業者への依頼時の注意点を解説します。
日常清掃のポイント|開店前・営業中・閉店後
無垢フローリングも、複合フローリングと同じように毎日清掃を行いましょう。
- 朝夕:掃除機+モップがけ
- 営業時間中:雨水や飲食物などで汚れたらその都度拭き上げ
無垢フローリングだからといって特段変わることはありませんが、水分を残さないこと+モップや雑巾での乾拭きを徹底してキレイな床を保ちましょう。
スタッフ教育で押さえる3つのポイント
床の清掃スタッフに教育で押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 水はしっかり拭き上げる
- 掃除機の設定を固定化する
- 乾拭きのためのモップや雑巾を用意する
特に施設にあるような業務用の掃除機は吸引力が高いものが多いので、設定をマニュアル化するなどして周知する工夫ができると良いでしょう。
清掃業者に依頼するときの注意点
清掃業者に依頼する際は、無垢フローリングであることを必ず伝えてください。その上で以下もあわせて伝えておきましょう。
- 水拭きするなら硬く絞った布で+すぐ乾拭き
- スチーム系・ウエットシートは絶対NG
- 薬剤を使うなら薄めた中性洗剤のみ
制約は多くなってしまいますが、業務用清掃方法や道具は無垢材にはダメージが大きいものばかりです。せっかくの無垢フローリングを守るためにもきちんと伝えておきましょう。
まとめ:無垢フローリングの掃除は基本3ステップだけ押さえればOK
ここまで、無垢フローリングの日常掃除について解説しました。
この記事のポイント
- 掃除機→乾拭き→条件付き水拭きの3ステップで十分
- 水拭きは固く絞って・すぐ乾拭きが鉄則
- 大量の水・スチームモップ・薬品シートは絶対NG
- 家にある掃除機と布で手入れできる
- 弊社では、ウレタンの場合も同じお手入れ方法を案内しています(固く絞った雑巾+乾拭き)
基本の3ステップと絶対NG5つを押さえれば、無垢フローリングの掃除は誰でも簡単に行うことができます。
“天然木ならでは”の機能性を、最大限に活かしたデザインを。

フローリングは『空間体験そのもの』を左右する要素のひとつです。内装を一層おしゃれに仕立てる天然木フローリング。木材はデザインだけでなく、調湿性や強度、肌触りなど合成素材にはない魅力がたくさん詰まっています。
木材の“ほんの僅かな違い”を知って、納得いただいてから導入いただきたいと考えています。
当社ではご注文前にフローリング商品の「無料サンプル」もご請求いただけますので、樹種選びのご相談から無料サンプル(5点まで)のお取り寄せまで、ぜひお気軽にお問い合わせください。
法人向けの取引中心のため、個人・施主様はデザイン事務所や工務店を通してのサンプル依頼をお願いいたします。
当社の提供する天然木フローリングの特徴については、ぜひこちらのページもあわせてご覧ください。
関連ページ:『当社の天然木フローリング|おしゃれな無垢・複合フローリングは(株)オネスト・アンド・パートナーズ』
この記事を書いた人
Kurumi
2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。