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無垢フローリングの「張り替え」は最終手段!無垢床を直す際の順番を解説!

無垢フローリングは定期的なメンテナンスを続けることで末長く楽しんでいただくことができます。反面、もちろん内装材ですから傷がついたり汚れてしまったりすることもあります。

そんなときお客様からよく『無垢フローリングが傷んだら、最悪「張り替え」もできるんですよね?』といただきますが、多くのトラブルは、張り替えの前段階である補修で対処できます。

万が一傷んでしまったとしても張り替えというのは『最終手段』と考えていただきたいです。

本記事では無垢フローリングを正しく理解して導入いただくために、導入前に知っておいてほしい「メンテナンスの順番」を整理していきます!

この記事を書いた人
Kurumi

2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。

結論:無垢フローリングは張り替えできる

まず結論からお伝えすると、無垢フローリングは張り替えができます。ただし「できる」ことと「必要になる」ことは別の話です。

『万が一のときに床材を一新できる』

これは選択肢として知っておいてほしい知識ではありますが、それよりずっと前の対処法で解決できるケースが大半です。

また単に「張り替え」といっても、無垢フローリングは1枚板の天然木ですから、簡単に張り替えられるわけではありません。

特に無垢床は周囲の床材との伸縮のバランスや施工精度に関わる為、部分的な交換であっても必ず施工業者様に依頼する必要があります。

張り替えは「補修」も「再研磨」もダメな場合の最終手段

先ほどもお伝えした通り、張り替えが「できる」ことと「すぐに必要」なことは別の話です。無垢フローリングには、張り替えにたどり着く前に試せる対処法がいくつもあります。

このセクションでは、無垢材ならではの「段階的なメンテナンスの内容」を整理していきます。

「日常メンテナンス → 補修 → 再研磨 → 張り替え」の順番で考える

無垢フローリングのメンテナンスには、段階があります。

張り替えを検討する前に、まずこの順番を確認してください。

【基本】日常メンテナンス

まずは「傷をつくらない」「傷の原因を残さないこと」が最優先です。

乾拭きや掃除機でのほこり取りを週1〜2回実施し、半年〜1年に1回オイルやワックスを塗布してください。これが無垢フローリングのメンテナンスの基本です。

神経質になりすぎる必要はありませんが、日常ケアを続けることが、無垢フローリングを末長く楽しむためにも大切になります。

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どうしても目立つ傷ができてしまったら「傷補修」を

傷や凹みがついてもすぐに張り替えを考えないでください。まずは『補修で対応できるか』を確認しましょう。

表面をひっかいたような浅い傷は、専用のオイルやワックスを塗り込むだけで目立たなくなることが多いです。

また小さな凹みができてしまった場合は、濡れタオルを当ててアイロンで蒸気を当てることでの回復も見込めます。これは蒸気が木繊維に浸透して膨らみ、元に近い状態に戻るからです。

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補修でも戻らなければ「再研磨」ができる

全体的に色褪せや表面の荒れが進んだときは、「再研磨(削り直し)」を検討してください。

無垢材は一枚板でできているため、表面を数ミリ削ることで傷や色褪せが取れ、木の素地が出てきます。その後に塗装を施せば、見た目はほぼ新品同様になります。

ちなみにですが、複合フローリングは表面に2mmから4mm程度の挽き板が貼ってあるだけなので、削ることはできません。

『無垢だからこそ再研磨で再生できる』

これも無垢フローリングを長く使い続けられる理由のひとつです。ただし「再研磨できる=気軽に行える」ではありません。

専用機器で全面を均一に削り取り、再塗装まで行う大がかりな作業で、回数も一般的に2〜3回が限度です。

張り替えを検討する「一歩手前の最終手段」と位置づけてください。

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削っても治らない深い傷にのみ「部分張り替え」を

研磨しても戻らないかつ、その部分がどうしても気になってしまう…という部分が出てしまった場合にのみ、部分的な張り替えを行ってください。

どうしても気になる場合という前提ではありますが、張り替えを行う場合も「全面」ではなく「部分張り替え」で十分リニューアルが可能です。

ただし注意点として、内装用フローリングは「ロット(ある程度同一の規格)」で納入されているケースが多いものですから、たとえ同じ樹種を選んで張り替えたとしても、張り替えた部分だけ、木目や色味などが変わって見えてしまう場合があることを覚えておいてください。

もちろん仕上げ塗装などである程度同様の風合いに整えることは可能ですが、そもそも他の箇所が経年変化していることが多いものですから『部分的に浮いて見えてしまう(新しいことによるもの)』可能性があることは考慮しておきましょう。

床全体が腐食しているなどの状況でのみ「全面張り替え」を

下地の腐食やシロアリ被害、生活に支障をきたすほどの深刻な変形がある場合にのみ検討します。

日常メンテナンスをしっかり続けていれば、「全面張り替え」が必要になることはまずありません。

「全面張り替え」が必要なケースは、床だけが問題ではないことも

補修・研磨・部分張り替えで対応できるケースが大半とはいえ、さすがに全面張り替えが避けられない状況もあります。

以下のどちらかに当てはまる場合は、専門家に点検を依頼することをおすすめします

床下の下地が腐食・シロアリ被害を受けているとき

フローリング自体ではなく、床を支えている下地材(根太・大引・合板)が腐食したり、シロアリの被害を受けたりした場合は、フローリングごと張り替えが必要になります

下地が傷む主な原因は、水漏れや雨漏りによる長期間の水分侵入、床下の通気不良による湿気の蓄積などです。

シロアリは湿気を含んだ木材を好むため、水回り(キッチン・洗面・トイレ周り)に隣接した部分は特に注意が必要です。

また腐食が進んでいる場合はフローリングだけではなく、建物そのもの(基礎など)から改善を行う必要があります。

つまり全面張り替えを行うケースというのは、床の問題ではなく、床下そのものに問題がある場合です。そのため『無垢フローリングだけがダメになって全面張り替え』といった状況はまず起こりえないと考えていただくと良いでしょう。

反り・変形が進み、生活に支障が出ているとき

無垢フローリングは湿気や乾燥の影響を受けて膨張・収縮します。多くの場合、これは無垢材の「呼吸」として正常な現象です。

「冬に少し隙間ができて、梅雨になれば元に戻る」という繰り返しは問題ありません。一方で、

  • 床材の端が大きく浮き上がり、つまずきの危険がある
  • 複数の板が波打つように膨らんで、家具の安定が悪くなっている
  • 接着剤が完全に剥がれ、板がガタガタと動く

このような状態は、施工時の乾燥処理が不十分だった場合や、床下からの湿気が長期にわたって続いた場合に起こりやすいです。

反り・変形が局所的であれば部分張り替えで対応できることもありますが、広範囲にわたる場合や下地ごと変形している場合は、全面張り替えの検討が必要です。

「冬場に隙間が目立つ」「梅雨時に板が少し膨らむ」といった季節的な変化は正常範囲内であることが多く、すぐに張り替えを心配する必要はありません

判断に迷う場合は、まず施工会社に診てもらうのが確実です。

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「いざとなれば張り替えられる」その安心感を持って選んでほしい

ここまで張り替えの実態や、その前にできることを整理してきました。無垢フローリングは傷んだら終わりではなく、補修・研磨という「再生の選択肢」がある内装材です。

本当に張り替えが必要な状態は、たとえ長く使っていても限られたケースです。

ですので「無垢でも補修ができる」ということを念頭に置いた上で、まずはあなたの求めるデザインの樹種を選んでいただきたいと思います。

選ぶ前に、無料サンプルで実物の感触を確かめる

無垢フローリングの選び方で、当社が最も重視してほしいと考えているのが実物を触って確認することです。

カタログや画像では、樹種ごとの色合いや木目の雰囲気はある程度伝わります。

ただ、足で踏んだときの温かみ、素手で触れたときの質感、同じ樹種でも1枚1枚異なる木目の表情。これらは実物でしか体感できません。

「思ったより柔らかい」「実際に見たら色がイメージと違った」というのはよく聞く声です。

無垢材は時間とともに色が深まり、艶が増していきます。

その変化の方向性は樹種によって大きく異なります。

ウォールナットは経年で少し明るくなる珍しい特性があり、ブラックチェリーは劇的に色が濃い飴色へと変化します。

「10年後どんな床になるか」をイメージした上で選ぶと、長く愛着を持てる床材に出会えます。

まずは気になる樹種のサンプルを手に取ってみてください。

まとめ

無垢フローリングのトラブルの多くは、日常メンテナンスと補修の範囲で解決できます。

それでも対処できない場合は再研磨が選択肢になりますが、再研磨でさえ「最終手段の一歩前」とされる大がかりな作業です。

全面張り替えが必要になるのは、下地の腐食やシロアリ被害、または生活に支障をきたす深刻な変形の場合に限られます。

この記事のポイント
  • 張り替えはほぼ不要。日常メンテナンスで大半のトラブルは防げる
  • 傷・凹み・色褪せ・床鳴りの多くは補修の範囲で解決できる
  • 再研磨(全面削り直し)は最終手段の一歩前。張り替えはその更に先
  • 全面張り替えが必要なのは下地腐食か、深刻な変形のとき
  • 「万が一は張り替えられる」安心感を持って、まず樹種を選んでほしい

ここまで読まれた方は、張り替えが「本当の最終手段」であり、その前に試せることがたくさんあるという判断材料が揃ったはずです。

無垢フローリングは傷や変化と長く付き合える素材です。

メンテナンスの段階を知った上で選ぶことで、購入後の不安は大きく減ります。樹種の特性や塗装選びなど、素材選びの段階からご相談を承っています。

まずは気になる樹種の無料サンプルを取り寄せて、実際に見て・触れて確かめてみてください。

法人向けの取引中心の為、個人・施主様はデザイン事務所や工務店を通してサンプル依頼をお願い致します。

この記事を書いた人
Kurumi

2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。

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