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複合フローリングのデメリットは本当?木材のプロが正しい付き合い方まで解説

新築やリフォーム、店舗・オフィスの内装で複合フローリングを検討していると、「傷に弱い」「水に弱い」「経年劣化が起こる」といった話が耳に入り、採用していいものかと迷うことがあるかもしれません。

よく言われる複合フローリングのデメリットの中には、複合フローリングのみに限らず、木材の床全般に共通する“性質”がデメリットと語られていることも少なくありません。

そこで本記事では、一般的に「複合フローリングのデメリット」とされがちな内容について、木材の専門家としての観点から1つずつ説明します。

この記事でわかること
  • 複合フローリングの基本構造
  • 「深い傷は直せない」は本当?
  • 「天然木感が伝わらない」は本当?
  • 「水分・湿気に弱い」「経年で色あせ・剥がれ」は本当?
  • 特に複合フローリングの採用が最適な場面とは?
この記事を書いた人
Kurumi

2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。

前提:複合フローリングとはどんな床材?

複合フローリングとは、合板などの基材に挽き板(天然木)を表面材として貼り合わせた床材のことです。当社で扱う複合フローリングもすべて本物の天然木を使用しています。

無垢フローリングのように「天然木ならではの美しい表面」を持ちつつ、無垢の一部懸念点でもある「反り・伸縮」が少ないという利点もあります。

これは天然木を基材と接着させているため、無垢フローリングと比べて反り・伸縮の原因となる気温や湿度の影響を受けづらい構造になっているからです。

無垢フローリングとの構造の違いを詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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よく聞く複合フローリングのデメリット、本当のところは?

よく言われるデメリットは、大きく分けると「深い傷」「質感」「水分」「経年変化」の4つです。

①:深い傷がつくと直せないって本当?

複合フローリングは表面材が薄いため、深い傷がつくと下地が見えてしまい、無垢フローリングのように削って直すことができないのでは?とよくご質問いただきます。

もちろん「深い傷を完全に消すことが難しい」のは事実ですが、これは複合フローリングに限った話ではありません。

無垢も複合も、日常でつく傷は補修(メンテナンス)で目立たなくしながら付き合うのが基本で、違うのは「どうにもならなくなったときの対応」だけです

無垢フローリングの場合は再研磨(削り直し)ができますが、これも頻繁にできる手入れではなく、研磨できる回数は2〜3回程度が目安とされています。複合の場合は最終手段が再研磨ではなく「部分的な張り替え」になります。

しかし『張り替えが必要になるほど大きな傷がつく』というケースは極めて稀ですので、基本的には日々のメンテナンスで対処できると思っていただいて問題ありません。

大型ショッピング施設や飲食店など、毎日たくさんのお客様が来店される内装にも、当社の複合フローリングを採用いただいていますが、基本的に「貼り直しが必要になった」と再依頼いただくケースはほとんどありません。“過度に心配いただく必要はない”というのが当社の見解です。

②:質感は無垢フローリングより劣ってしまう?

無垢フローリングと比較して木の温もりが感じられないのではないか?と心配されることがありますが、そんなことはありません。

先ほど解説したように、複合フローリングの表面に貼り合わせているのは本物の天然木です。さらに表面の木材は厚い「挽き板」ですので、無垢フローリングのような木の美しさ・質感を十分に感じられます。

とはいえ、質感ばかりは言葉だけでは伝えきれません。

ですので当社ではご注文前にフローリング商品の無料サンプル(5点まで)もご請求いただけます。ぜひお手に取ってその質感を確かめていただければと思います。

法人向けのお取引が中心のため、個人・施主様はデザイン事務所や工務店を通してのサンプル依頼をお願いいたします。

③:水分・湿気に弱いって本当?

複合フローリングは天然木を表面に貼り合わせているため、水分や湿気の影響で、稀に膨張やシミが起こることがあります。ただしこれは複合フローリング特有の弱点ではなく、無垢フローリングを含む木材全般に共通する“素材の性質”です。(むしろ基材がある分、やや複合フローリングの方が湿気への耐性は高いです)

前提として天然木は水分を吸収しやすく、水分を含んだ状態が続けば腐朽の原因になります。ですので当社では無垢・複合を問わず、キッチンや洗面所などの「水回りへの木材採用」は推奨していません。

ナチュラルでオシャレな素材であっても“万能”ではありません。素材特有の弱点もしっかり理解した上で、最適な場所にご導入いただきたいと考えています。

水回りへの採用を検討している場合は、注意点と条件を詳しく解説したこちらの記事をご覧ください。

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④:経年変化や色あせは起こる?

天然木である以上、日焼けや時間経過による色あせは起こります。ただしこれは「劣化」ではなく、天然木ならではの「経年変化」とお考えいただくのが適切です。

変わり方は樹種によってさまざまで、ブラックチェリーのように色が深まっていくものもあれば、ウォールナットのように淡く落ち着いていくものもあります。

無垢でも複合でも起こる自然な変化で、経年変化を楽しみたい方にとってはむしろ魅力にもなります。

直射日光が長時間当たる窓際はどんな樹種でも色が抜けやすいため、気になる場所はカーテンで遮るのがおすすめです。

複合フローリングの構造が活きる場面

床暖房を取り入れたいとき

複合フローリングは構造上熱に強いため、床暖房に対応しやすい性質があります。(当社でも床暖対応品を多数用意しています)

ただし「複合であればどの製品でも床暖対応できる」というわけではないため、必ず『床暖房対応』の複合フローリングであるかを確認する必要があります。

当社でも床暖対応品を多数用意しており、対応品と非対応品を組み合わせた部分的な床暖採用についても相談できます。

無垢フローリングよりも複合フローリングの方が床暖房に向いている仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

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人の出入りが多く、日々のメンテナンスに手間をかけられない店舗・オフィス

店舗やオフィスの内装で天然木のフローリングを使いたいけれど、営業しながら毎日メンテナンスを行うのは難しいというケースもあるかと思います。そうした空間にも複合フローリングを推奨しています。

というのも天然木の床には、湿度に合わせた施工の工夫や、反り・隙間が出たときの調整といった手間が伴う場合があります。特に人通りが多い店舗やオフィスの場合は、個人宅よりもこういったことが起こりやすいのも事実です。

しかし複合フローリングは寸法が安定しているため、こうした施工後の管理がしやすいのが特徴です。実際に当社でも、商業施設やオフィスなど、日々のメンテナンスが難しい内装に多く導入いただいています。

オフィス・店舗から住宅まで、実際の仕上がりは当社の事例ページでご覧いただけます。

まとめ:デメリットの中身と付き合い方を知って、自分の空間に合うか判断しよう

最後に、この記事のポイントをおさらいします。

この記事のポイント
  • 複合フローリングは「木材の質感」も「床材としての安定性」も兼ね備えている
  • よく聞く複合のデメリットは、木材全般の“性質”であることが多い
  • 複合フローリングだからこそ叶う内装デザインもたくさんある!

内装を一層おしゃれに仕立てる天然木。木材はデザインだけでなく、調湿性や強度、肌触りなど合成素材にはない魅力がたくさん詰まっています。

もちろん今回解説したような、フローリングの基礎知識を知っていただくことも大切ですが、私たち専門家としては木材の“ほんの僅かな違い”を知って、納得いただいてから導入いただきたいと考えています。

当社ではご注文前に内装木材の「無料サンプル」もご請求いただけますので、樹種選びのご相談から無料サンプル(5点まで)のお取り寄せまで、ぜひお気軽にお問い合わせください。

法人向けのお取引が中心のため、個人・施主様はデザイン事務所や工務店を通してサンプルをご依頼くださいますようお願いいたします。

この記事を書いた人
Kurumi

2021年入社 / 埼玉県出身 / “他社で断られたデザインを叶える”をモットーに「デザイン×コスト」を踏まえた最適な提案を得意とする。個人で動画制作を行うなどクリエイターとしての一面も。

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